医大生が教える!勉強のススメ 第13回 試験で失敗しないための工夫

こんにちは!医大塾講師の上原です!今回は試験で失敗しないための工夫ということで、どんな試験であっても大きな失敗をしないために試験を受ける前に準備しておくべきことなどをお伝えしようと思います!

1月18日、19日には大学入試共通テスト、また2月からは私立大学の入試や高校受験が始まり、2月後半にかけて多くの受験生が試験を受けることとなると思います。模試を受ける中で、「今回は問題が難しすぎて全く解けなかったなぁ」とか、「序盤で計算ミスをしてしまいすべて間違ってしまった」、「難しい問題に時間を使っていたら最後まで行けなかった」などの経験はありませんか。誰でも陥る経験ですが、原因としては「すべてしっかり解かなければ合格できない」と多くの方が考えているためです。実際にはそうではなく、どんな難易度の試験でもその試験で多くの人が解ける典型的な問題だけを解き、その場において合格枠には入れれば合格をもらうことができるのです。これを実現するための心得を4つご紹介します。

①いきなり解き始めるのではなく、すべての問題を見たうえで解いたことのある問題にマークをし、その問題から解き始める

→解けたと実感できる問題を先にやることで、試験への安心感が増し、解ける問題を確実に取りに行くことが目的です。

②解き始めた問題に対して、一定以上の時間が経ったら、途中でも一度飛ばして次の問題を見る

→解いたことのある問題で方針がわかっていても、計算ミスなどでうまく解ききれないことがあります。計算ミスなどは一度距離を置いてからフレッシュな思考で考え直さないと見つけることができないものです。一定時間が経過したら、問題と一度距離を置き、フレッシュな思考で解きなおすことを目的としています。

③必ず、すべての問題を一度は解いてみる

→「一見すると解いたことがない問題でも、よく考えるととても簡単な問題であった」、ということはよくあります。そのような問題は問題のレベル自体は簡単で、見た目が難しそうなだけですから、解いた人は受かり、解かなかった人は落ちるというような合否にかかわる大きな一問だと思います。このような問題を確実に取る目的で、1問あたり数分だけでもいいですのですべての問題を解いてみるという姿勢が大切です。

④一度解いた問題は計算ミスがないか見直しを行う

→解けた問題はもちろん自信があると思いますが、その問題が計算ミスをしていたらその得点はもらえなくなってしまいます。見直しをして、絶対に正解しているということを確実にし、確実に得点をすることが目的です。

以上4つの心得をご紹介しましたが、みなさんは今までいくつを気にすることができていたでしょうか。この心得は大学受験、高校受験だけではなく、資格試験などでも生きてくると思います。受験を通じて、試験の受け方を学んでいけたらよいと思います。

ここからは受験当日まで、受験生全員がいやでも勉強をする時期です。差をつけられないように最後まで追い込みつつ、今までやってきた実力を発揮できる準備をしていきましょう!