医大生が教える!勉強のススメ 第11回 志望校選びのコツ③

こんにちは!医大塾講師の丹羽です!今回は志望校選びのコツ③ということで、私立大学の入試について書いていこうと思います!

私立大学の入試は、12月末~2月末までと幅広い時期に行われています。とはいえ、共通テスト終了後~前期入試までの間に行われるのが最も一般的です。全国の私立大学がこの間に様々な入試方式で入試を行っているので、入試の日程をよく考えずに出願すると、「今日は○○大学の入試、4日後には別の△△大学の入試、さらに一週間後には…」というハードスケジュールが出来上がってしまうかもしれません。国公立大学が第一志望の学生にとっては私立大学は滑り止めであり、「可能な限りたくさん受けておこう…」と考える人もいるかもしれませんが、個人的にはやめたほうがいいと思います。ただでさえ共通テストから前期入試まで1か月弱しかないのに、その間に私立大学の対策をしなければなりません。私立大学の入試は独特な場合が多く、過去問を用いた演習をしないと、合格する学力はあるのに受からなかった、なんてことも起こりえます。さらに、受験会場に行くのに宿泊が必要になることもあります。慣れない土地で移動し、受験するわけですから、疲労もかなり溜まります。滑り止めで受ける大学はあくまで本命の入試への肩慣らしである!というスタンスで、志望校の勉強のスケジュールを第一に考えて出願しましょう。

ここからは僕の体験談です。僕は東京にある私立大学の入試を、間4日の日程で出願しました。当時は岐阜県に住んでいたため、東京での入試を受けるなら前日に出発し、前泊して入試に臨まないといけませんでした。1つめの大学の入試を終えた僕は疲労しきってしまいました。2週間後には本命の国公立の入試が控えている中、もう一度前泊ありで東京にいくのは負担が大きいと考え、両親や予備校の先生、高校の先生と相談したうえで、2つ目の大学は受験しませんでした。受験料は支払い済みだったので、そこに関してはもったいなかったですが、第一志望の大学を最優先にした結果だったので、後悔はありません。蓋を開けてみれば、2月の初週に受けた志望校の推薦入試で合格していたので、今思えば受験してもよかったな、とは思います。しかし当時は推薦入試の結果が分かっていなかったため、結果としてこの決断をするに至りました。よく考えて出願すればこうやって悩むことは少なくなると思います。自分のキャパシティと相談しつつ、第一志望の大学を中心としたスケジュールを組みましょう!